こんにちはだいちです。
「大人の男性向けファッション」マーチャンダイザー、カタログの編集業務をしています。
今回は”ジーンズソムリエ”の資格を持つ私が「大人に似合うデニムの選び方』というテーマで話していきたいと思います。
デニムはカジュアルに着るな
カジュアルの王道「デニム」定番アイテムだからこそ
選び方を間違うと大失敗してしまう可能性があります。
まずデニムの選び方の前に、デニムの着こなしについて知っておくと
デニム選びが断然スムーズになります。
デニムの着こなしのポイント
デニムの着こなしのポイントは、
カジュアルに着ないことです。
「カジュアルの王道」をカジュアルに着ないというと矛盾しているように思いますが、これが重要なポイントになります。
デニムと相性がいいアイテムを思い浮かべると、「ブーツ」や「古着のTシャツ」「スカジャン」などが挙げられると思いますが、これらのアイテムは一歩間違うとコスプレになってしまう可能性があります。
「外し」を取り入れる
そこで重要なのが「外し」です。
『あぁ業界用語が出てきたもう難しいや』
と思った方ちょっと待ってください!
外しとは・・・逆のアイテムを合わせるたったそれだけです。
カジュアルなアイテム今回では”デニム”には
綺麗な「ジャケット」や「ニット」を合わせる。
逆に綺麗目なアイテム例えば、”ジャケット”には
カジュアルな「スニーカー」「デニム」を合わせる
たったこれだけです。
これさえ抑えておけば、グッと大人の着こなしになります。
また、試着に行く時に
綺麗目な「ニット」や「ジャケット」を着ていけば
デニムを選ぶ時にイメージがしやすく失敗がほとんどなくなります。
デニムを選ぶ際のポイント
では実際にデニムを選ぶ際に注意して見ていただき項目がこちらです。
・シルエット
・加工
・ディテール(細かいパーツ)
この3点を意識して購入するだけでデニムを購入する際迷う事がなくなります。
それでは具体的に解説していきます。
シルエット
デニムには多くのシルエットが存在します。
・スキニー
・テーパード
・ワイド
・ストレート
・ベルボトム
大人の男性におすすめなのがテーパードシルエットです。
テーパードシルエットとは
お尻まわりから太ももにかけてゆとりがあり
裾に向かって細くなっているシルエットの事です。
このシルエットがとにかく万能!
裾に向かって細くなっているシルエットが誰でも美脚に見える効果を生みます。
デニムの中では綺麗目なので、ジャケットとの相性もよく
着回しがしやすいのが特徴です。
大人にうってつけのシルエットというわけです。
デニムのシルエットに悩んだ時は「テーパードシルエット」
を意識して購入すると失敗が少なくなります。
加工
デニムの加工も様々ですが、
加工の強い物は避けましょう。
ダメージ加工が多いものは清潔感がなくなり
着こなしが大変難しいアイテムです。
また、色落ちが強く薄い色のデニムも避けましょう。
こちらも合わせるのが大変難しいアイテムです。
先ほどの説明した通りデニムは綺麗目に着こなすのがポイントです。
「リジットデニム」や「程よい加工感」のものを選ぶようにしましょう。
リジットデニムは未加工のデニムのことです。
色が濃い為綺麗目なアイテムとも相性がよく、大人の男性に特にお勧めです。
程よい加工感は「破れ」や、「強い濃淡」の加工がなく程よく色が落ちているものです。
ディテール(パーツ)
「シルエット」と「加工感」この二つを意識するだけで、大抵は失敗しません。
最後の「ディテール」は、周りから「オシャレ」と思われる為に意識してみると良いポイントになります。
そこで意識してみるといいディテールは「赤耳」です。
デニム好きなら誰もが知ってる「赤耳」というワード
裾をロールアップした時にチラリと見える赤色のラインが赤耳です。
何となく見たことありませんか?
元々「シャトル織機」と呼ばれる機械でデニムは織られていました。
その旧式の織機を使うと端にほつれを防止する為の耳と呼ばれる補強部分が出来ます。
赤い糸で補強されていた為「赤耳」と呼ばれています。
デニム専業ブランドやセレクトショップでもやや高いラインになるとこの「赤耳」を使用している事が多いです。
ロールアップしている時にチラリと見せると
ファッションに気を使ってるなという印象になりますので、
デニムを購入する際意識してみてはいかがでしょうか?
最後に
デニムはカジュアルなアイテムだけに選び方を間違えると汚い印象や野暮ったい印象になってしまいます。
ニットやジャケットなど綺麗目なアイテムと合わせると程よくカジュアル感が出てオシャレに着こなす事が出来ます。
今回ご紹介した3点のポイントを意識して、是非大人カジュアルを楽しんでみてはいかがでしょうか?